フカミドリ

 

 

今朝の散歩はひんやりと空気が冷たくて、

 

日の出も少しずつ遅くなって、山の景色が違って見える。

 

明ける前の山の影はフカミドリ色。

 

深い深い森への入口みたいなミドリ色。

 

あまりに静かで、しんと漂う空気が体中に沁み渡ってゆく。

 

齢90歳近くの愛犬はなちゃんとゆっくり歩きながら、

 

見慣れた景色なのに、飽くことのない場所に暮らしている幸せを、

 

噛みしめて歩く。

 

寒くて日の出が遅くなるのはやっぱりつらいな。と現実に戻りつつも。

 

秋から冬へ。

 

季節は移ろいつづけるのですね。